チョコレートの新しい波「Bean to Bar」

今、世界中のチョコレート業界で新しいムーブメントが起きています。それが、アメリカ発の最旬トレンドとして注目されている「Bean to Bar」です。ビーントゥバーとは、作り手がカカオ豆(ビーン)から板チョコレート(バー)になるまでの工程を自社で一貫して行うことを言います。ビーントゥバーのショップでは、それぞれのお店がこだわりのカカオ豆を選定し、その個性と風味を最大限に生かすために独自に研究した製法を用いて、小規模生産ながらも情熱を込めたチョコレートが作られています。独特のスタイルを持ち、パッケージにまでこだわっているオシャレなお店が多いのも特徴です。このビーントゥバーは1990年代後半のアメリカ・サンフランシスコにある「SCHARFFEN BERGER」(右写真)が先駆けといわれています。今や「Bean to Bar」は世界中に広がりをみせ、日本でもここ数年で新しいクラフトチョコレートショップが続々とオープンしています。

ビーントゥバーで作られるチョコレートの多くが、豆の個性を活かすため「シングルオリジン」と呼ばれる単一産地のカカオ豆を使用しています。一般的なチョコレートはほとんどがブレンドされたもので、カカオが持つ本来の香りや苦味、上品な酸味などがあまり感じられません。シングルオリジンなら、カカオ豆本来の特徴がダイレクトに感じることができます。はじめてシングルオリジンのチョコレートを食べた人は「これがチョコレート?」と思うほど、市販のものとは味や風味が異なります。カカオの産地や品種ごとで食べ比べ、豆の持つそれぞれの個性を感じるものビーントゥバーならでは楽しみ方です。あなたもぜひ、魅惑的で奥深い「Bean to Bar Chocolate」の世界を体感して下さい。

Bean to Bar Chocolate in Japan

日本国内には現在、約50社ほどのビーン トゥ バー チョコレートの専門店があると言われています。

「Bean to Bar」は、カカオ本来の豆の個性と風味を最大限に生かす工程を研究するところに奥深さがあります。焙煎方法ひとつとっても温度や時間・湿度など、条件が変われば同じ豆でも出来上がるチョコレートの味や風味も変わります。作り手のこだわりがそのまま味に反映されるチョコレートの奥深さは計り知れないものがあります。ここでは、ショコラミルの開発にもご協力いただいた業界内でも評価の高い2つの人気店をご紹介します。

La Chocolaterie NANAIRO(ラ ショコラトリー ナナイロ)
出雲にある小さなクラフトチョコレートメーカー。オーガニック栽培で育てられた高品質のカカオ豆だけを直接購入し、厳選した国内産ケーンシュガーと 沖縄の小さな島で作られた黒糖を使用。その深い味わいは海外からも高い評価を受けています。少量づつの限定生産が特徴で「自分たちの目でしっかりと管理できる量しかつくらないのも、わたしたちの心がけのひとつ」と語るオーナーの西森さん。今日もその秘密基地で自慢のチョコレートを作られています。【SHOP DATE】島根県出雲市斐川町坂田1934 
TEL0853-25-7676 URL:http://www.chocolate-nanairo.com/

green bean to bar chocolate(グリーン ビーン トゥ バー チョコレート)
厳選されたカカオ豆と砂糖だけからなるチョコレートバーやボンボンショコラを手がけるこだわりのビーントゥバー専門店。すべての工程を職人さんの手作業で行い約45日もかけてチョコレートを作り上げています。ここでは販売だけでなく、併設されたカフェからその工程を見学することもできます。チョコ作り体験ができるワークショップなども随時開催されており、チョコレートの魅力を発信されています。【SHOP DATE】東京都目黒区青葉台2-16-11
TEL03-5728-6420 URL: http://greenchocolate.jp/