週間少年ジャンプで大人気のまま連載が終了し、アニメ化も決定しているチェンソーマンの作者藤本タツキさんの新作読み切り「ルックバック」が面白いと話題になっていますね!
ツイッターのトレンドにも入っています。私も読みましたが、本当にいろんな想像を掻き立てられるすごい漫画でした。
連載を望む声もありましたが、これえは読み切りだからこその作品だと個人的には感じます。
前置きが長くなりましたが今回は、
・ルックバックは京アニ追悼漫画と言われる理由
・オアシスのDon’t Look Back in Angerとの繋がり
・読者の感想や反応
それではいきましょう。
チェンソーマン藤本タツキ新作読切!ルックバックのあらすじ
まずは簡単にストーリーから紹介しましょう。
漫画を描くのが得意な少女、藤野は学校の学内新聞で4コマ漫画を描いており、同級生からも絵が上手いともてはやされています。
そんな中、京本という生徒も自分も描きたいと申し出、藤野はしぶしぶ了承。実際に掲載された絵(4コマというより背景画)のレベルの高さに自信を無くしてしまいます。
すっかり漫画に対するやる気をなくしてしまう藤野ですが、卒業証書を先生に頼まれてひきこもりの京本に届けに行きます。
そこで京本から「大ファンです!」と言われ京本のきていた羽織の背中にサインをし、一緒に漫画を描いて投稿することになります。
そこから快進撃は続き見事連載にこぎつけますが、京本はもっと背景などの絵を勉強したいと美大進学をし、漫画から離れてしまいます。
そんな中、京本が通う美大に暴漢が入り、京本が殺されてしまいます。
藤野は放心状態になり、漫画も休載。
京本の家に行き、自分を責めますが、壁には自分がサインをした羽織が大切にかかっています。
最終的に京本の分も自分が頑張ろうと奮起し、漫画を描く背中で終わります。
140ページという読み切りにしては大作ですが、決して長い感じもせず引き込まれながら読んでしまいました。
そしてなんといっても京本がかわいいですね←
チェンソーマンのリゼっぽい感じもします。
ルックバックは京アニ追悼漫画?
ここから考察に入りますが、ルックバックは京アニ追悼漫画なのでは?と言われています。
京アニ放火事件から2年が経った翌日にこの作品が公開された意味、始点と終点を繋いで生まれる「Don’t Look Back In Anger」の意味、最後のコマの「Once Upon a Time in… Hollywood」の円盤の意味、そしてタイトルのルックバック(振り返る)の意味。技工のみならず、そこに込めた熱量も凄まじい。
— コロンブス (@koronbus) July 19, 2021
京アニ放火事件の日にちの翌日に公開
まず、ルックバックの公開が京アニ放火事件から2年が経った翌日というタイミングに公開されたこと。
漫画の内容とタイミング的にも追悼的な意味合いが強く、京アニ事件と結び付ける方が多いようです。
「京本」という名前
またキーパーソンの「京本」という名前。「京」の字が入っているのは偶然ではない可能性も高いですよね
オアシスのDon’t Look Back in Angerとの繋がり
これに気付いた人は相当すごいと思うのですが、1ページ目と最後のページにある『Don’t』
黒板の右上)と『In Anger』(左下のにちらばっている本のタイトル)、そしてタイトルの『ルックバック』をさらに足すとOasisの「Don’t Look Back in Anger」という曲名になります。
藤本タツキ読み切り
1ページ目左上のDon’t
タイトルのルックバック
最後のページ左下のin anger繋ぎ合わせると、Oasisの「Don’t Look Back in Anger」が連想されるんだけど
「起こったことに対して後ろ向きになってはいけない。前を向かないと。」みたいなメッセージの曲です。 pic.twitter.com/tuzBkPvJPN— かず🦈 (@Kazuki17910) July 18, 2021
めちゃくちゃ名曲なので聴いたことない人は絶対きいてください!
この曲はイギリスでかつて起こったテロ事件のアンセム曲としても有名なので、その意味でも「追悼」の意味合いもかかっていますね。
「すでに起こってしまったことを振り返って感情的にならないで」
「君の人生をめちゃくちゃにしてくる奴らに振り回されるな。冷静になれよ。せめて今だけはさ。」
歌詞の一節ですが、内容的にもぴったりですね。
世間や読者の反応や感想
トレンドにも入っているので皆さんの熱い感想も一部抜粋します!
ルックバック読んだ感想を語ろうと思っても語彙力が無さすぎてラーメンショップの看板に書いてある3文字位の文字数しか出ない うまい やばい すごい
— Jeni / Hatakeyama Shunya (@jenixo0) July 19, 2021
なんか話題になっていたので「ルックバック」という漫画を読んでみたが、何が面白いのかわからないまま淡々と読み終えた。とりあえず主人公と引きこもりの子の性別が男なのか女なのかわかりにくくてイラッとしたな。感想はそれくらい。俺はああいう漫画で盛り上がれるタイプの人間ではないらしい。
— シロウ (@shirou_ntd) July 19, 2021
ルックバック読みました
同じかそれ以上な目にあった人はいるわけで感想うまく言えない下手に言えないです
内容良いとは言いにくいけど人に勧めたくはある、読み応えあって読みやすい、リアリティじゃなくてリアルの話でした— いかたろう (@ikataro00) July 19, 2021
ルックバックは創作者がダメージを受けてる感想が多く見えますけど、今の二十代以上のオタクの結構な割合が、序盤の「オタクになっちゃうよ?」で共感を呼び起こされてダメージ受けてるんじゃないかな。「アニメとかゲームとかだっせーよな!」って一度なる奴……。
— やすかけ:yskx (@yskx_danboal) July 19, 2021
ルックバック、何かもうどういう感想書いても作品で表現されるものに対して陳腐になってしまう気がして上手く言語化できないのだけど、ただ明確に言えることは漫画として出来が良すぎる。
— 犯ずきん🐮 (@okazukinn) July 19, 2021
チェンソーマンやファイヤパンチなどとは全く違うテイストの作品になっているので戸惑っている読者も多少いるようですが、基本的には皆さん絶賛ですね。
朝から読むには少し重たいので夜にじっくり読んでみることをお勧めします!
まとめ
以上、今回は藤本タツキ先生の新作読み切りルックバックについて考察してみました!
・ルックバックは京アニ放火事件の追悼である可能性が高い
・読者の反応も◎!
最後までお読みいただきありがとうございました!
チェンソーマンの第2期も楽しみにしましょう!
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